本日は文章のみですみません。
最近東京や主に都心に「猫カフェ」とよばれる形態の店が流行っています。
cafe_mayaも猫がいるカフェとして皆様に親しんで頂き、皆様がcafe_mayaの猫達を可愛がって下さってとても嬉しく感謝の念に絶えません。
ですが、現在流行っている「猫カフェ」と自分達の考えには大きなずれがあり、御来店いただくお客様、そしてこのブログを御覧いただいている皆様にも御理解をいただきたいと思い、今回御一読いただければと思います。


私も、現在のいわゆる「猫カフェ」の事をつぶさに調べたわけではないので思い込みや誤解があれば申し訳ありませんが、「猫カフェ」にはセット料金が設定されていて猫と遊ぶスペースとフード、ドリンクなどが提供されるという事です。
中には生後一才以下の子猫だけを揃えている「猫カフェ」もあると聞きます。


確かに猫と過ごせる空間が用意されているのは猫が好きな方にとって魅力的かもしれません。ですが、ビジネスの為に生き物を用意して流行りの波にのりお金儲けをする、という「猫カフェ」のありかたは賛同しかねます。
もともと自分のペースを大事にしストレスに弱い猫という動物にとって、営業上のかわいがられる立場をコンスタントに勤めさせられる事には限界があるでしょうし、一才以下の猫限定の「猫カフェ」の猫達は一才を過ぎるとちゃんと里親を探してもらえるのでしょうか?


自分達を美化するつもりはありませんし、あまり意見がましい事を書きたくないので今まであまり書きませんでしたが、cafe_mayaの立ち位置をこの場で御理解いただければ、と思います。


もともと捨てられていたり車に轢かれそうな所にいた猫を保護したりで何匹も猫を飼っていた私達夫婦が自宅でカフェを開こうと決めたのは、一つには私が自宅で仕事ができた方が猫達の世話もしっかり出来るから、という理由がありました。
でも、飲食店を始める際に動物がいる事で衛生面に問題が無い様に注意しなくては、と心配しながらのスタートでした。
ですが自分達も驚く位、庭や店内から見える所に猫達がいる事で喜んで下さるお客様が多かったのです。
これはもう本当に嬉しい事でした。
猫達もかまってほしい時には姿を現し、眠い時にはさっさとどこかに寝に行ってしまいますが、そんなマイペースさが猫らしさだと思います。
cafe_mayaは「猫で商売をしているカフェ」ではなく単に「猫達と暮らしている人間のやっているカフェ」です。


もしも熊本にいわゆる「猫カフェ」があると思われた方には大変申し訳ございませんが、そういった理由でcafe_mayaは「猫カフェ」ではありません。


生き物の命以上に尊いものはこの地球上には無いと思っています。
猫カフェ」の流行で猫を好きになる人が増えるのはいい事かも知れません。
しかし、全国の動物愛護センターでは毎日多くの犬や猫やその他のペットが「飽きた」という理由で殺処分されています。
そういった現実を踏まえますと、生き物を流行り廃りで商売に使う事の危険性はやはり命を軽んじている様に思えてしまうのです。


長々とした文章で大変申し訳ありません。
御一読いただいた上でこれからもcafe_mayaを御愛用いただければとてもとても嬉しいです。
これからもよろしくお願い申し上げます。